釣行日 | 2017年6月18日(日) |
港と船 | 波崎港 仁徳丸 |
ホームページ | http://jintokumaru.com/ |
釣りもの | アコウダイ(メヌケ) |
前回に引き続き、今回もいってこいの弾丸釣行に。そして結果の方も前回と同様に、本命アコウダイはボウズとなってしまう。空しさ、空しさ。しかしね、こうしてボウズにオデコと続くと嫌になるのが普通の人だけど、釣りキチと呼ばれる人種はそうならず。アタマのネジが少し緩んでいるのか、さっそくリベンジに熱くなるってのが普通の釣りキチの反応である。
釣りキチは、思考実験(釣行準備)→実験の答え合わせ&思考実験材料の調達(実釣行)→思考実験(釣行準備)→実験の答え合わせ&…というループの中にいつもいる。実釣行が思考実験通りにいくかいかぬかはやってみないと分からない。ただどちらの結果になろうとも、その釣行はひとつの答え合わせであり、次の思考実験材料の収集場ともなる。
これらに加えて、日常生活で他の釣り人の話や、雑誌やインターネットの情報、もしかしたら釣りとは直接関係のない一種の哲学的な思考なんかを、このループの中に混ぜ合わせていき、ひとり妄想を膨らませる。このループの内容や次元、レベルみたいなものは釣り人によって異なるとは思うが、このサイクルが釣りキチを釣りキチたらしめるところ。また釣りが「悪魔の趣味」と呼ばれる所以だとも思える。
各々独自の価値観で思考実験を行い、ランダムな要素を多く含む釣果という半分デタラメな答えが出る。この一種のギャンブルに依存しているのが釣りキチなのだと、だいぶ前からそう感じていた。そのことについて調べてみると、”釣りがもつ中毒性”について言及しているブログを見つけたのでURLを載せておく。
自然探検☆水の惑星アウトドア紀行
この日は、オモリの着底も分かりやすく、潮流によってミチイトが出ることもほとんどなかった。それくらいに凪であり、そして流れが緩かった。オモリの着底後、糸フケをとり(糸を巻き上げてる間、竿のしなりと反発でオモリの底離れを見る)、そして再度底ダチを取る。この日はこの一連の動きを実践できた(今日の緩い潮では難なくこなせるこの単純な動作も、潮の流れが速いと一気に難しくなる)。
そんな潮の静かな状況を感じて、今日は良さそうだなと思っていたのだけど、その思いは違っていた。この日は釣り人が7名乗船して、竿頭釣果が2匹の、船全体での釣果が(多分)5匹、そんな具合にかなり渋い状況だった。アタリ自体も少なかったが、取り込み中に魚がサメに喰われてしまうことがあり、そのことでより釣果が伸び悩んだ。
潮が速いと釣り自体が難しくなり、逆に潮があまりにも緩いと魚の活性が悪くなるのだろう。この日は外道の反応もかなり少なかった(思い返すと過去の潮が飛んでる日の方が外道の反応も良い)。よって、潮の速いときは釣りをうまく成立させる棚取りの技術が大事であり、また潮が緩いときは活性の低い魚にうまく口を使わせる技術が大事になってくるのではなかろうか、と今は考えている。エサに動きがないと魚は食ってくれない。そして、その動きは魚からして自然なものであるか、もしくは反射を誘うような動きでないとならない。
今回は釣りをしながら、船の流し方や投入のタイムスケジュールを記録をした。GPSアプリ(ジオグラフィカ)で記録した船の航路と、手書きで記録した仕掛けの投入や回収の時間と照らし合わせることで、マクロな動きを把握したかった。次回以降の釣りをより効率的なものにしようという目論見だ。しかし(色々記録のための準備はしたものの)釣りをしながらの、状況の記録ってのはかなり面倒であり、これも思ったよりうまくいかなかった。
(追記)後に記録を振り返るとそれなりに意味のあるデータが取れていた。
Twitterでのkooeiの投稿①
船釣り(深場)において、個人的に知りたいこと、記録しておきたいこと— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月7日
・釣船の航海ルート
・仕掛けを何時に投入し(オモリ着底までの時間も)、また何時に回収したか?
・何投したか?
・船長が申告した水深、着底時のリールのメーターの数字は?
・釣れた場合はどのハリ、どの餌で釣れたか?
そうしたいのはそうなのだけど、揺れる船の上では色々なことが面倒になるってことは良くわかったので、その面倒に対する工夫を考える。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月7日
ちょっと馬鹿なのバレそうだけど、こんな感じの記録用紙をあらかじめ用意しておけば、なんとか船揺れの中でも状況記録を残せそう。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月7日
こうやって書いてみると、何時から何時まで釣りしてるとか、今何投目だとか、着底までの時間だとか、そういったことを今まで全然気にしてなかったな、と思う。 pic.twitter.com/86IUk61xhp
おはようございます— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月8日
朝活的に深場釣りの記録用紙を作成しました。 pic.twitter.com/OVd96LYLje
印刷した記録用紙を、一辺カットしたクリアファイルに挟み、クリップボードに固定する。ペンは色付きの三菱鉛筆パワータンクを用意する予定。 pic.twitter.com/i5YlQ1Ss8O— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月11日
船酔いしながらも、なんとかちょいちょいとは記録できた。空欄には全体の時間とのバランスを見て、なんとなく想定した数字を埋めてみる。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月25日
GPSの記録と合わせて妄想とイメージを膨らませる。 pic.twitter.com/uIZwDrN3zK
外道で釣れたドンコはぶつ切りにして味噌汁にする。出汁の味は良く、身はカレイに似たもので美味しい。人徳丸から残念賞としてシラスと魚の干物をいただき、シラスはアヒージョにしたりおろしシラスにしたり。
ある日は焼いた干物とおろしシラスで良い朝ごはんになった。
釣果
- ドンコ×2匹
タックル
- 竿:DEEP IMPACT TERU STYLE 30th Anv
- リール:COMMAND Z-9
- ライン:PE12号 1400m
ポイント、反省点
▲1投目は誰にもアタリがなかったと思う。深場釣りにおいて1投目は潮のスピードを判断する投入となる。潮が早いとここで大抵お祭りになる気がしてる。
▲2投目でアコウダイを2匹釣り上げる人あり。3投目も同じポイントを流し、隣のおじさんが2点がけする。多分3~4匹くらいかかっていたのだがサメに横取りされる。
▲7投目、自身の竿にアコウダイらしきアタリがあり、隣のおじさんの竿にも反応あり。しかし、巻き上げ途中にサメのアタリがあり魚を横取りされる。8、9投目も反応少なかったと思う。
- 使用している竿がヘビーアコウダイにベストでない(ちょっと柔らかい)ので、底叩きをする際に竿がオモリに負けて底トントンが弱くなってしまった(エサの踊りが小さくなってしまう)。
- 釣果のあった人たちの竿はオモリ負けしていなかった。
- 潮の流れが緩い日は底叩きによるエサの動きが大切なのではなかろうか。
- 潮の緩い日は浮力のある装飾品をハリスに取り付け、少ない流れの中でも動きが出るように工夫する。
- 潮が緩く、食いの悪い日はハリスの太さ、ハリサイズ、エササイズを落とすのも手のような気がする。
- 潮状況に合わせて、使用する仕掛けを変えたり、釣り方を変える必要は確実にある 。
Twitterでのkooeiの投稿②
で、今日は仕事帰りに釣具屋に寄ってきた。今週末に予定している(またまた)アコウダイ釣り用の仕掛けを手直し。 pic.twitter.com/Zptl7vb0tx— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
中古仕掛けを4枠分ひと通り見直すだけ見直してから(今日は修正せず)、とりあえず新品ハリスを結んだ。多分50〜60本くらい。深場釣りする人、ハリは使い捨てですか?それとも軽く砥ぎなおして再利用ですか?どうなんでしょう。 pic.twitter.com/uI0uFFZdFj— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
今朝、中古仕掛けの手直し補修と1枠新規で作成した。新規の仕掛けは幹糸の長さを少しだけ変えてみた。というのも、昨日行った釣具屋の店長との会話の中で、アコウダイは底べったりの魚じゃないよとの話が出たからだ。日によっては底から50mで食うこともある、とのこと。 pic.twitter.com/PjiFDyMsXb— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
10本ハリ仕様で、もともと(幹糸100cm×9+捨て糸の全長10m程)で作っていたものを、新規のものは(幹糸200cm×5+幹糸100cm×4+捨て糸の全長15m程)に変更して作成してみた。 個人的にやはり底付近にエサがないと不安なので、幹糸の長さを変則にした。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
ハリ数が限られている場合、幹糸を伸ばし仕掛け全長を長くすればエサの届く範囲は広がるが、代わりに仕掛け範囲あたりのエサ密度は下がる。単純に仕掛け全長が2倍になれば、エサの届く範囲も2倍になるのか?— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
そんなことを考えていると(幹糸300cm×3+幹糸200cm×3+幹糸100cm×3+捨て糸3mの全長20m程)のような幹糸長が変則の仕掛けを作り、上の方のハリをハイアピールエサ仕様にするという方法もありなのかななんて妄想していた。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
あとは海中にエサがあったときにその魚がどの距離でそのエサの存在に気がつき、また食いつくのかという問題。魚とエサの距離感でいうと、魚の前にエサを届ける工夫と、もうひとつは魚の方にエサの存在を気づかせてやり向こうから近づけさせる工夫の2点なのかな。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月13日
①(幹糸100cm×9+捨て糸100cmで全長10m程)4セット— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月15日
②(幹糸200cm×5+幹糸100cm×4+捨て糸100cmで全長15m程)2セット
③(幹糸150cm×9+捨て糸200cmで全長15m程)2セット
の8セット完成した。 pic.twitter.com/mf8VXnZgDd
アコウダイは仕掛けの再投入ができるので実戦ではこれだけの数は不要だと思うけど、仕掛けストックに不安を感じながらの釣りは精神衛生上よくないので8セット用意した。500号オモリ4個しか用意してないお前が言うなよという話だけども。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月15日
提灯気持ち良さそう、好調だ!その調子、日曜日までもってくれ! https://t.co/fDNvu7YvHf— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月16日
アコウダイ出陣!— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月17日
— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月17日
— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月17日
(潮の流れがなさすぎたらしい)自分的に底取りは良くできていたと思ったけど、なかなか魚が食ってくれなかった。唯一のメヌケらしきアタリはサメに横取りされ。— kooei (@stnub7hl0jpzd0h) 2017年6月18日
船全体的に釣果よろしくなく、自身も本命ホゲた!
そして、船酔いで初ゲロった
次回また頑張ろう!
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