【仁徳丸】【アコウダイ釣り vol.4】釣果は残念だが、収穫はあり!

2017年6月19日月曜日

釣行記

釣行日 2017年6月18日(日)
港と船 波崎港 仁徳丸
ホームページ http://jintokumaru.com/
釣りもの アコウダイ(メヌケ)


▲仁徳丸!

 前回に引き続き、今回もいってこいの弾丸釣行に。そして結果の方も前回と同様に、本命アコウダイはボウズとなってしまう。空しさ、空しさ。しかしね、こうしてボウズにオデコと続くと嫌になるのが普通の人だけど、釣りキチと呼ばれる人種はそうならず。アタマのネジが少し緩んでいるのか、さっそくリベンジに熱くなるってのが普通の釣りキチの反応である。

 釣りキチは、思考実験(釣行準備)→実験の答え合わせ&思考実験材料の調達(実釣行)→思考実験(釣行準備)→実験の答え合わせ&…というループの中にいつもいる。実釣行が思考実験通りにいくかいかぬかはやってみないと分からない。ただどちらの結果になろうとも、その釣行はひとつの答え合わせであり、次の思考実験材料の収集場ともなる。

 これらに加えて、日常生活で他の釣り人の話や、雑誌やインターネットの情報、もしかしたら釣りとは直接関係のない一種の哲学的な思考なんかを、このループの中に混ぜ合わせていき、ひとり妄想を膨らませる。このループの内容や次元、レベルみたいなものは釣り人によって異なるとは思うが、このサイクルが釣りキチを釣りキチたらしめるところ。また釣りが「悪魔の趣味」と呼ばれる所以だとも思える。


▲釣り本も溜まってくる。

 各々独自の価値観で思考実験を行い、ランダムな要素を多く含む釣果という半分デタラメな答えが出る。この一種のギャンブルに依存しているのが釣りキチなのだと、だいぶ前からそう感じていた。そのことについて調べてみると、”釣りがもつ中毒性”について言及しているブログを見つけたのでURLを載せておく。

自然探検☆水の惑星アウトドア紀行

http://shinnaturalism.com/


 この日は、オモリの着底も分かりやすく、潮流によってミチイトが出ることもほとんどなかった。それくらいに凪であり、そして流れが緩かった。オモリの着底後、糸フケをとり(糸を巻き上げてる間、竿のしなりと反発でオモリの底離れを見る)、そして再度底ダチを取る。この日はこの一連の動きを実践できた(今日の緩い潮では難なくこなせるこの単純な動作も、潮の流れが速いと一気に難しくなる)。

 そんな潮の静かな状況を感じて、今日は良さそうだなと思っていたのだけど、その思いは違っていた。この日は釣り人が7名乗船して、竿頭釣果が2匹の、船全体での釣果が(多分)5匹、そんな具合にかなり渋い状況だった。アタリ自体も少なかったが、取り込み中に魚がサメに喰われてしまうことがあり、そのことでより釣果が伸び悩んだ。

 潮が速いと釣り自体が難しくなり、逆に潮があまりにも緩いと魚の活性が悪くなるのだろう。この日は外道の反応もかなり少なかった(思い返すと過去の潮が飛んでる日の方が外道の反応も良い)。よって、潮の速いときは釣りをうまく成立させる棚取りの技術が大事であり、また潮が緩いときは活性の低い魚にうまく口を使わせる技術が大事になってくるのではなかろうか、と今は考えている。エサに動きがないと魚は食ってくれない。そして、その動きは魚からして自然なものであるか、もしくは反射を誘うような動きでないとならない。

 今回は釣りをしながら、船の流し方や投入のタイムスケジュールを記録をした。GPSアプリ(ジオグラフィカ)で記録した船の航路と、手書きで記録した仕掛けの投入や回収の時間と照らし合わせることで、マクロな動きを把握したかった。次回以降の釣りをより効率的なものにしようという目論見だ。しかし(色々記録のための準備はしたものの)釣りをしながらの、状況の記録ってのはかなり面倒であり、これも思ったよりうまくいかなかった

(追記)後に記録を振り返るとそれなりに意味のあるデータが取れていた。

Twitterでのkooeiの投稿①






 外道で釣れたドンコはぶつ切りにして味噌汁にする。出汁の味は良く、身はカレイに似たもので美味しい。人徳丸から残念賞としてシラスと魚の干物をいただき、シラスはアヒージョにしたりおろしシラスにしたり。

 ある日は焼いた干物とおろしシラスで良い朝ごはんになった。


▲外道のドンコと残念賞の干物としらす。


▲ドンコはいいダシが出る。


▲シラスはアヒージョにした。


▲干物は焼いて、朝飯に。

釣果

  • ドンコ×2匹

タックル

  • 竿:DEEP IMPACT TERU STYLE 30th Anv
  • リール:COMMAND Z-9
  • ライン:PE12号 1400m

ポイント、反省点


▲GPS記録と投入回収時間の記録を照らし合わせた。


▲白ラインのような感じでかけ上がりがあるのでは?


▲1投目は誰にもアタリがなかったと思う。深場釣りにおいて1投目は潮のスピードを判断する投入となる。潮が早いとここで大抵お祭りになる気がしてる。


▲2投目でアコウダイを2匹釣り上げる人あり。3投目も同じポイントを流し、隣のおじさんが2点がけする。多分3~4匹くらいかかっていたのだがサメに横取りされる。


▲5投目、反応少なかった。ここらでドンコが釣れる。


▲6投目、反応少なかった。



▲7投目、自身の竿にアコウダイらしきアタリがあり、隣のおじさんの竿にも反応あり。しかし、巻き上げ途中にサメのアタリがあり魚を横取りされる。8、9投目も反応少なかったと思う。

  • 使用している竿がヘビーアコウダイにベストでない(ちょっと柔らかい)ので、底叩きをする際に竿がオモリに負けて底トントンが弱くなってしまった(エサの踊りが小さくなってしまう)。
  • 釣果のあった人たちの竿はオモリ負けしていなかった。
  • 潮の流れが緩い日は底叩きによるエサの動きが大切なのではなかろうか。
  • 潮の緩い日は浮力のある装飾品をハリスに取り付け、少ない流れの中でも動きが出るように工夫する。
  • 潮が緩く、食いの悪い日はハリスの太さ、ハリサイズ、エササイズを落とすのも手のような気がする。
  • 潮状況に合わせて、使用する仕掛けを変えたり、釣り方を変える必要は確実にある 。

Twitterでのkooeiの投稿②










Twitterでのkooeiの投稿③