【育児】子供の名前ってどうやって決めるの?問題 / 僕が息子の名前を決めるときに考えたこと

2018年6月22日金曜日

暮らし・生活

 めでたく嫁ちゃんが妊娠した。安定期に入り、生まれてくるのは男の子であることも判明する。妊娠6ヶ月、名前を決めるのはまだ早いのかも知れないが、はやる気持ちをそのままにさっそく息子の名前を考えはじめたうちの夫婦だった。

 この記事には息子の名前を決めるときに僕が考えたことを列挙してみた。これからわが子の名前を決めようとしている人には参考にしてもらたい。

生まれてくる赤ん坊の名前をどう決めるべきか
▲僕の名前どうやってきめるの…?

誰にでも一見してすぐに読める名前にする

 名前は誰にでも読めてこそ、書けてこそ意味があるものだ。僕の苗字は「榮留」と書く。こう書いて「エイドメ」と読むのだが、初めてこの苗字を見る人の大半が、一瞬難しい顔をする。

 「栄えを留める」とやや傲慢に聞こえるきらいもあるが、見た目縁起も良さそうだし、珍しい苗字だからこそ他人の印象にも残りやすい。そんな良い面もあるのだが、なかなか読みにくい苗字であり、困ることが多いのも事実だ。

 電話ごしに名のるときは大体こんなやりとりになる。

相手「お名前頂戴してよろしいですか?」
僕「エイドメです」
相手「すみません、もう一度お願いします」
僕「エ・イ・ド・メです」
相手「エエドメさんですか?」
僕「エ・イ・ド・メです」
相手「エイドメさんですね。漢字はどう書きますか?」
僕「栄える(の旧字体)に、留める。留学のリュウの字です」

 このラリーには慣れるし、やりとり自体は大したことではない。しかし、毎度こうなると分かっていながら案の定こうなる。その「予測できる面倒さ」とは、なかなか辛いものである。僕のほうも決してイラついてエ・イ・ド・メと言っているわけではない。こう言わないと悲しいかな、相手に名前が伝わらないのだ。複雑な苗字に生まれた僕が言うのだから間違いないだろう。読みやすい、分かりやすい名前は正義なのだ。

苗字と名前の見た目のバランス

 苗字と名前、それぞれが美しくとも並べて見たときにどう見えるかはまた印象が違ってくるものだ。苗字と名前、共に画数が多いと野暮ったく、逆に少ないとスカスカした雰囲気になってしまう。

 苗字の画数が多い場合は名前の画数を減らし、逆に苗字の画数が少ない場合は名前の画数を増やしてみたらどうだろうか。きっと見た目のバランスがよくなるはずだ。

榮留 優輔
↑たとえばこんな名前だとちょっと重たく感じませんか?
田中 優輔
↑同じ名前でもこう見るとそんなに悪くないように見えませんか?

字画はあまり気にしなかった

 わが子の名前を決めるときに字画を気にする人は多い。しかし字画を強く意識して名前を決めようとすると、直感で気に入った名前にすることができなくなってしまう。字画があまりにも悪い場合は別として、うちの夫婦の場合は字画重視で名前を決めることはしなかった。

名前負けしにくい、普通の名前にする

 生まれてくるわが子には期待がある。希望にあふれている。スポーツ万能の才をもって生まれてくるかもしれない。頭脳明晰な子かもしれない。

 しかし、なかなか物覚えの悪い要領の悪い子が生まれてくるかもしれないし、丸々の太っちょの子かもしれない。どんな子が生まれてくるかは誰にもわからない。

 だから親としてどこまでも愛おしいわが子ではあるが、周囲に必要以上に期待感を抱かせる名前は避けようと考えた。容姿端麗な芸能人と同じ名前だと辛いことのほうが多いでしょう。

不吉な文字を使用しない

 名前に使用する漢字はネットや漢字辞典で語源を調べてみよう。もしかしたらその文字には不吉な意味がこめられているかもしれない。

大人になったとき、年老いたときに、浮かない名前にする

 名前は死ぬまでつきまとう。わが子が大人になったときに「この名前はちょっと恥ずかしいよなぁ」と感じさせてしまう名前はかわいそうだ。名前のキラキラ感はほどほどにしといたほうが吉だと考えている。

名前に意味を込めたくない

 わが子には健康に育ってほしい。優しく育ってほしい。親の願いは果てしない。しかし直接その思いを名前にこめる必要はないと思う。名前に意味性をこめない、そんな意味性を名前にこめる。もしかすると子供を親のエゴでコントロールしたくないって気持ちが強いのかもしれない。僕は少しひねくれているのだろう。

 単に長男だから一郎とか、厚美という親の名前から一文字とって浩美とか、そういう分かりやすいネーミングのほうが個人的には好みだった。

イニシャルにしたときに問題がないか

 イニシャルにしたときに、W.CやN.Gなんかになっていないだろうか。確認しておこう。

イジられやすいあだ名がつかないか

「原真紀」ハラマキ
  ↓
「腹巻」ハラマキ

 こんなことになっていないだろうか?

直感も大事にする

 名前は大事だ。とはいえ自分の人生で名前ってそんなに重要であったかと聞かれると、まあ悪い名前じゃなければ良いのでは?ってくらいの感想だ。どこまでいっても名前は名前だ。

 名前で人となりが決まるわけでも、人生がうまくいくわけでもない。字画がうんぬん、意味がうんぬんと考えるのも大事なことかもしれない。しかし親の直感も大事だ。そして、わが子が一生名のる名前なのだから目一杯悩もう!