ナスのカレー。このカレーのポイントは皮をむいたナスを大きめにカットして、素揚げにすることだ。大ぶりのナスは油をすって、トロトロのあまあまになる。
「なす」のことを「なすび」っていう人がたまにいるけど、あれは女房言葉っていうものからきているらしい。「牡丹餅」を「おはぎ」と言ったり、「鰹節」を「おかか」と言ったりするのもこの女房言葉というものからきているみたい。
wikipediaより引用
女房言葉(にょうぼうことば、女房詞)とは、室町時代初期頃から宮中や院に仕える女房が使い始め、その一部は現在でも用いられる隠語的な言葉である。語頭に「お」を付けて丁寧さをあらわすものや、語の最後に「もじ」を付けて婉曲的に表現する文字詞(もじことば)などがある。
省略形や擬態語・擬音語、比喩などの表現を用いる。優美で上品な言葉遣いとされ、主に衣食住に関する事物について用いられた。のちに将軍家に仕える女性・侍女に伝わり、武家や町家の女性へ、さらに男性へと広まった。
▲トロトロにとろけるナスが抜群にうまい。インドから帰ってきた知人が現地で食べたカレーの中でエッグプラントカレーが美味しかったと話していた。それを思い出し、試しに揚げたナスでカレーを作ってみたらこれがとても美味しかった。その知人がインドで食べたカレーはルウの上に焼きナスが丸ごとドンッと入ったカレーだったらしい。
ナスとインゲン豆と合いびき肉のカレーのレシピ・作り方
使った食材
ナス | 大ぶりのもの3本 |
玉ねぎ | 1個 |
にんにく | 2かけ |
ショウガ | 2かけ |
トマト | 1個 |
合いびき肉 | 250g |
インゲン豆 | 10本くらい |
サラダ油(テンパリング) | 大さじ3 |
塩 | 適量 |
水 | 400ml |
※塩は各具材を入れるたびに少量ずつ足していく。カレーの完成が間近になった段階で、さらに少しずつ塩を足していき必ず味見をしながら塩味を決める。料理をするうえで一番大事なことはこまめに味見をすることだ。
使ったホールスパイス
レッドチリ(朝天) | 8本 |
ローリエ | 2枚 |
カルダモン | 5粒 |
クミン | ひとつまみ |
シナモン | 1かけ |
※レッドチリ(朝天)は辛味の少ない品種なので、鷹の爪を使用する場合は量を3分の1程度に減らすこと。
使ったパウダースパイス
コリアンダー | 小さじ2 |
クミン | 小さじ1 |
ターメリック | 小さじ1 |
おおまかな調理の流れ
- 大ぶりにカットしたナスを素揚げにする。
- ホールスパイスをテンパリングする。
- 玉ねぎ、にんにく、ショウガ、トマトを炒める。
- 合いびき肉を入れる。
- ホールスパイスを入れる。
- 素揚げしたナスと水を入れる。
- インゲン豆を入れて、カレーを煮込み完成。
調理のポイント・反省
- ナスは大ぶりにカットすること。これでもかってくらいに大きめにカットする。素揚げすると油をすって縮むし、最終的にトロトロになるので大きすぎる分には問題ない。
- 今回はパウダースパイスの量をやや減らしてみた。最近はスパイス少なめの優しいカレーがマイブーム。
それではナスとインゲン豆と合いびき肉のカレーを作ってみよう
▲皮をむいたナスを素揚げにしていく。できるだけ大きめにカットすること。ナスは3本使った。
▲ナスが油をすっていく。加熱を続けると水分をもどししっとりしてくる。
▲ナスに火が通ったらいったん取り出しておく。
▲ホールスパイスをテンパリングする。レッドチリ(朝天)8本、ローリエ2枚、カルダモン5粒、クミンひとつまみ。
▲みじん切りにした玉ねぎを入れる。1個分。
▲すりおろしたニンニクと生姜を入れる。2かけずつ。塩を少量入れる。全体のなじみが悪かったら、ここで少量の水を足すとよい。
▲合いびき肉を入れる。250g。塩を少量入れる。
▲肉全体にざっくり火が通るまで炒めたら生トマトを入れる。ざく切りにしたものを1個分。塩を少量入れる。
▲今回はトマトを炒める時間を短くしてみた。ここでパウダースパイスを入れる。コリアンダー大さじ1、クミン小さじ1、ターメリック小さじ1を入れた。
▲素揚げにしたナスを入れる。
▲水を400ml入れる。塩を少量入れる。
▲インゲン豆を入れる。
▲インゲン豆に火が通ったら完成。煮込み時間を短くして、豆のシャキシャキ感が残るようにした。ここで最終的な塩味を調整する。塩は味見をしながら少しずつ足していく。
▲盛りつけたら温かいうちに食べよう。シャキシャキのインゲン豆とトロトロのナスがとても美味しい。ひき肉を使ったカレーは旨味がよく出るので失敗しにくい。ぜひお試しあれ。
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